今年3月、明治がロングセラーのキシリッシュガムとプチガムの販売を終了し、ガム事業から撤退することが話題になったが、その時ガム市場を奪ったと取り沙汰されたのが、グミだった。実際、インテージの調査によると、2021年にグミの市場規模はガムと逆転。「噛む市場」での主役交代の背景に何があるのか。両者の歴史などを振り返りながら考察する。
■フォロワー16万人の「日本グミ協会」
グミは今、弾力性の程度、多彩なフレーバー、コーティングしたものや中に液体を入れたものなど、さまざまなバリエーションがあり、スーパーやコンビニでも目立つところにズラッと並ぶ。2021年に若い世代の間で人気となった地球グミなど、SNS時代ならではの「映え要素」からも注目を集めている。
最終更新日:6/9(金)15:04 東洋経済オンライン