更新日:2020年06月02日
簡単に株をお伝えすると、企業がビジネスの資金を集めるために発行する証書のことです。
企業がビジネスを成長させるためには元手となる資金が必要になります。
例えば、
などです。
この資金を投資家から募り、ビジネスを成長させ利益を還元していくのが株の役割です。
この資金を集めるには、銀行からお金を借入れる方法もありますが、業績の善し悪しに関係なく期限内に返済する必要があります。
しかし、株で集めた資金には返済の義務がありません。
株で資金を集めることで、企業側からすると、長期的な計画で安定した経営ができるという最大のメリットがあるのです。
株を購入すると、企業の経営権や利益を受け取れるメリットがあります。
つまり、株の購入=企業のオーナーになるということ。
企業のオーナーになることは、企業の成長に応じた利益を得られるということです。
お金を企業に投資することで、利子よりも大きい利益も見込めることができます。
株式で儲かる仕組みは以下の3つがあります。
それでは1つずつ解説していきます。
(例)
・5万円分の株を購入→6万円になって売却(このときの売買益は1万円)
上記の例の売買益は10,000円です。
つまり、あなたは10,000円を儲けたことになります。
反対に、5万円分の株を購入→4万円になって売却した場合は、10,000円の損失です。
この売買益を「キャピタルゲイン」とも呼びます。
株を購入すると、企業のオーナーになれることは先ほどお伝えしました。
そのため、利益を分けてもらう権利もあります。
よく使う言葉で「配当金」と呼びます。(専門用語では「インカムゲイン」)
企業によって1年間に1〜2回支払いが行われます。この配当金の金額もそれぞれ異なります。
株主優待とは、企業が株主(株を保有している人)に向けて自社製品を無料で贈呈してくれたり、特別価格でサービスを利用できる精度です。
企業によって株主優待は異なりますが、商品券やお米などをくれるところも多いです。
売買益や配当金のように現金でもらえるわけではないですが、利回りで計算するとお得な株主優待も多くなっています。
なかには、株主優待の利回りに着目して株を購入する人も多いです。
企業のオーナーになると聞くと、一体いくら必要なんだろう…と思ってしまいますが、10万円もしないでオーナーになれる企業も多く存在します。
まずは、よく知っている企業を選ぶことが大事なポイントだったりします。
株式投資に関して、あなたが知識や経験がなかったとしても、消費者としてずっと関わりがある企業が多いはず。
よく利用している店舗やサービスで「最近、お客さん増えたな…」「新しい店舗が増えたな…」など思ったことはないでしょうか?
そう思えているのであれば、それと同時に「繁盛している」と感じ取れると思います。
よく知っている企業であれば、いち早く情報をキャッチできるので、あなたは一歩上手です。
まずは、立派な消費者として得た肌感を利用して、身近な企業の株投資をしてみるのも良いでしょう。