更新日:2020年05月29日
証券会社には、「総合証券」と「ネット証券」の2つがあります。
「総合証券」は、専任の担当者がつき、窓口や電話でやりとりをしながら注文を提案してくれたり、アドバイスをもらうことができます。このようなサポートが充実している反面、手数料が高いのがデメリット。手数料のほかに、口座管理料がかかることもあるので注意。
「ネット証券」は、あなたが持っているパソコンやスマホのみで注文を出すことで取引が完結。そのため、店舗や担当者を抱える必要がないので、手数料が総合証券よりも圧倒的に安いのが特徴です。
そもそも、何を基準に証券会社を選ベばいいのかわからない人は「手数料を基準」に考えてみるのが良いでしょう。
株を売買するときには「株売買手数料」がかかります。
この手数料は証券会社によって大きく異なります。
例えば、
・5万円分の株を購入→6万円になって売却(このとき利益は1万円)
1万円の利益が出ましたが、株売買手数料により、以下のように差が生まれます。
同じ取引をしても、上記のように使う証券会社によって手元に戻る利益が異なってしまいます。(20%ほどの差額)
プロの投資家でさえも、この手数料の差にはとてもシビアです。
とくにこれからはじめて株を始めようとしている人が、手数料などの余計なコストを使ってしまうことはリスクに繋がります。
そのため、初心者は手数料が安い証券会社をまず選ぶべきでしょう。
また、ネット証券は怪しいように感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、ネット証券の「SBI証券」は昨年の時点で、513万人が利用している証券会社です。
CMやネットニュースでもネット証券を見るようになったこともあり、ネットでの株取引は当たり前になりました。
ネット証券でもセキュリティ対策は万全なので、不安もなく初心者の方でも利用できるようになっています。
証券会社は複数の会社を利用することも可能です。
また証券取引口座は、複数の会社で開設が可能で、開設や利用に費用がかかりません。
まず、複数の口座を開設し、機能やサービスを実際に利用してあなた自身が使いやすい証券会社だけを使っていく方法が1番理想です。
そうすると、あなたが使っていてしっくりくる証券会社が見つかるはずなので、複数開設をしてそれぞれの証券会社を試してみましょう。
株式投資は仕組みは至って簡単。
株を購入し、購入した時よりも株価が上がったタイミングで売却を行うと利益が出ます。
逆に購入した時よりも株価が下がってしまったタイミングで売却をすれば、それは損失になります。
仕組みはとても簡単なのに、株式投資で儲けるのが難しい理由は、株価の変動は誰もわからないからです。
株に慣れている人は、さまざまな手段を使って、どのように株価が動いていくのかを予測して株の売買を行います。
しかし、初心者であれば株価がどう動くのかを理解するのは難しいはず。
そんな初心者の状態で多額を株に投資してしまうのはリスクでしかないです。
そのため、まずは「少額」で株の取引を行っていき、徐々に株取引に慣れていきましょう。
そこで、ノウハウを溜め込んでいくことがとても大切です。
口座開設は、ネットから申し込みができ、開設の手順に従って個人情報を入力するだけで申し込みが完結。
ネットから申し込みを済ますと、数日後に証券会社から書類一式が届きます。
それに必要事項を書き、免許証のコピーなどの本人が確認できるものを同封して返送します。
数日後、口座開設完了のお知らせが届き、その口座に送金するだけで株取引ができるようになります。
まとめると、1〜2週間足らずで口座開設は完了します。
最近では、本人確認書類をマイナンバーカードを使ってネット上で完結できる証券会社も増えたので、最短で申込日の翌日に株取引が可能になる証券会社もあります。
ここでは初心者向けに専門用語をご紹介します。
・利回りとは、元本のお金が1年で増える割合。利回りが低いと、安全な資産運用だが、儲けも少ない。利回りが高いと、危険な資産運用だけど儲けが大きい。
・単利とは、元本に一定の利息がついていること。
・複利とは、利益を元本に加えて運用してく利益のとり方。
・キャピタルゲインとは、売買で得られる利益。
・インカムゲインとは、配当金や利息で得られる利益。