ALFA-X初試乗会 時速382km

JR東日本は27日深夜から翌日未明にかけ、次世代新幹線試験車両「ALFA―X」の報道向け試乗会を、仙台―盛岡間で開催した。



 最高時速は400キロで、今回は382キロまで到達した。昨年5月に完成したALFA―Xの試乗会は初めて。

 同区間を走る現役の東北新幹線「E5系」の最高時速は320キロだが、ALFA―Xは新幹線としては世界最速の時速360キロで試験走行を重ねている。

 高速度域での快適性を高めるため、左右方向の揺れに対応する制振装置を新幹線としては初めて、上下方向の振動にも対応させた。新青森側(10号車)先頭車両の『鼻』の長さは、E5系より7メートルも長い22メートルで試作。東京側は16メートルで、往復時の騒音の違いなどを調べる。

 時速320キロを超えても、車内は会話に支障がないほど静か。360キロを超えるとわずかに揺れと騒音が増し、380キロに近づくと「ゴゴゴ」という風切り音と「ギューン」という駆動音が響いた。仙台駅を出発し、途中停車などの後、約40分間で盛岡駅に到着した。

 JR東日本先端鉄道システム開発センターの浅野浩二所長は「1年半の試験走行で一定程度安定して走行できるようになった。時速360キロでの営業運転を実現し、お客さまに有意義な時間を過ごしてもらいたい」と話した。

最終更新日:10/28(水)13:35 時事通信

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6374915

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