「廃業か」苦境の運転代行

「明日にでも廃業するしかないね」。会津若松・美里地区運転代行業協議会長を務める、とまと運転代行(会津若松市)代表の本田裕康さん(68)は飲食店への時短要請後の苦境に、冗談を交えて苦笑した。
 代行業を始めて約30年がたつ。コロナ禍で利用者は激減、預金を切り崩しながら持ちこたえているが「今回の要請は駄目押しになった」。「首都圏での話」と思っていた要請が本県でも出され「発表と同時に街の灯が消えた。準備する間も、考える暇もなかった」と顔をしかめる。
 時短要請などで苦境に陥っているのはタクシー業界も同様だ。
 「タクシー運転手の給料は歩合制。今はアルバイトの高校生より(給料が)安いのでは」。福島市のタクシー運転手の男性(70)は嘆く。男性によると利用者は大幅に減少し、利用があっても「通院のための高齢者が多く、走行距離は短い」という。

最終更新日:1/18(月)12:04 福島民友新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6382546

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