フジテック第三者委 調査打ち切り

エレベーター大手のフジテック(滋賀県彦根市)は7日、大株主が主張する、同社と創業家との間の不適切な取引の有無を調べていた第三者委員会が調査を打ち切ったと発表した。創業家の内山高一元会長らが調査に協力的でなかったとして、調査は終わっていないが契約期間を延長しないとの申し出が第三者委側からあったという。企業が委任する第三者委が調査を途中で打ち切るのは異例だ。



 同社によると、第三者委との契約期間は昨年12月末までだったが、期限までに調査が終わらない場合は契約を延長できる取り決めだった。同社は契約延長を求めたが、今月3日に第三者委側から延長しないと申し出があり、これを受理したという。

 同社によると、第三者委は、(内山氏が会長だった当時の)今年1月、同社から調査報告書の内容に干渉するメールが送られた▽内山氏側が資料提供に応じなかったなどと説明。「信頼関係を構築できなかった」としているという。

最終更新日:4/7(金)22:34 朝日新聞デジタル

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6459525

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