日本時間の21日、米国で行われたWBC準決勝で、侍ジャパンがメキシコ代表に逆転勝利し、決勝進出を果たしました。
日本はメキシコに先制を許す苦しい展開で、1点を追い9回裏の攻撃を迎えます。
まず先頭・大谷翔平選手が二塁打で出塁。吉田正尚選手が四球でつなぐと、村上宗隆選手がフェンス直撃の劇的サヨナラ2点タイムリーヒットを放ち、6対5で勝利しました。
これで日本は決勝進出を果たし、悲願の世界一へ、残り1勝です。
そして日本時間の22日朝行われる、米国とのWBC決勝戦。
会社全体で応援しようと、こんなことを決めた会社もあります。
齊藤アルケン工業 齋藤憲嗣 社長
「決勝戦が午前中にあるということで、なかなか観戦できませんので、午前中は会社の休暇として行います。WBC休暇です」
島根県浜田市にある齊藤アルケン工業は、「WBC休暇」として、22日の午前中をお休みにしました。
この会社では、介護や食事の提供などの業務もあるため全員休みにはなりませんが、出勤するスタッフはテレビ観戦をOKとしました。
■「侍ジャパン」コーチは地元の先輩
なぜ島根の会社が、そこまで侍ジャパンを応援するのでしょうか。
齊藤アルケン工業 齋藤憲嗣 社長
「侍ジャパンのコーチを務めてらっしゃる清水コーチは我々の島根県浜田市出身ですので、地元から世界に戦う先輩方の応援も一緒にできればなというふうに思ってます」
侍ジャパンの外野守備・走塁コーチ、清水雅治さんは浜田市出身の元プロ野球選手。
21日の準決勝では、すさまじい快足を飛ばしサヨナラのホームへ滑り込んだ周東佑京選手に対し、その直前に1塁コーチとして声をかける姿が印象的でした。
齊藤アルケン工業 齋藤憲嗣 社長
「日本がんばれ!清水さん、チームを優勝に導いてください!」
世界一へあと一歩。島根から、会社を休んで侍ジャパンへ声援を送ります。
最終更新日:3/21(火)23:54 BSS山陰放送