ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表ラーズ・ヌートバー選手の「ペッパーミル(コショウひき)・パフォーマンス」が代表チーム内で流行し、ファンの間でも人気を集めている。実物のペッパーミルの売り上げが伸びるなど話題だ。
初戦の9日、ヌートバー選手は中国を相手に、ファーストゴロかと思われた当たりで全力疾走し、相手のエラーを誘って出塁したり、飛球をスライディングキャッチしたりするなど、全力プレーでファンを沸かせた。そして塁上であのパフォーマンスを見せた。
調理器具を多く取りそろえる東京都台東区の「かっぱ橋道具街」では、「応援グッズに」と実際のペッパーミルを買い求める人も相次いでいるという。
かっぱ橋道具街の食器店「キッチンワールドTDI」では開幕直前、店頭にペッパーミルの専門コーナーを設け、「WBC頑張れ日本」と書いたポップを添えた。
同店で取り扱うペッパーミルはテーブルサイズから大型のものまで。店長の藤崎義人さんによると、若い店員らの発案が当たり、売り上げも15%ほど増えているという。初戦の9日には高さ75センチで約1万円のミルも売れた。
「球場に持って行きます」というファンや、スポーツバーの店員らが買い求めているという。
最終更新日:3/11(土)1:59 朝日新聞デジタル