数々の報道でもあるように最近では2021年と2022年の夏に立て続けて送迎バス内に幼児が取り残され死亡するという痛ましい事故が起きました。
そうした中トヨタは2023年2月28日に自動車メーカーとして日本初の「送迎バス置き去り防止装置」を発表しましたが、どのような経緯で開発されたのでしょうか。
このような中、2023年2月28日には自動車メーカーとしては初めてとなる「送迎バス置き去り防止装置」がトヨタから発表されました。
こちらは販売店装着の純正用品として、コースター(幼児専用車)、ハイエース(幼児バス)向けに同年4月より発売が予定されているものです。
エンジン停止(IG/ACC OFF)後、運行スタッフに装置からの音声案内で車内の確認をうながしたあと、確認が実施されない場合や、確認を実施したものの万一車内に置き去りにされた幼児などが自ら助けを求める場合に、車外へ警報を発します。
バスが到着して幼児などを降ろしたあと、バスのドライバーや同乗する保育スタッフなどが車内に残っている子どもがいないかを確認して、車内最後尾に設置した降車確認ボタンを押すと音声案内が停止する仕組みです。
音声案内開始から一定時間経過しても「降車確認ボタン」が押されない場合、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外へ警報し異常を知らせるシステムとなっています。
また、幼児が置き去りにされた場合、子ども自らがボタンを押すことでもホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外へ警報します。
ハイエース(集中ドアロック付車)では「ここだよボタン」に連動してドアロックが解除されるので、子どもは自分でバスから降りることも可能です。
最終更新日:3/1(水)0:12 くるまのニュース