TBS NEWS DIG Powered by JNN回転寿司大手「かっぱ寿司」の前社長らがライバル会社の「はま寿司」から営業秘密のデータを不正に持ち出したとされる事件で、「かっぱ寿司」の運営会社側は「営業秘密にはあたらない」と無罪を主張しました。元商品部長も無罪を主張しています。
「かっぱ寿司」を運営する法人としての「カッパ・クリエイト」と、元商品部長の大友英昭被告(43)は、2020年に前社長の田辺公己被告(46)と共に「はま寿司」から食材の原価など営業秘密のデータを不正に持ち出した不正競争防止法違反の罪に問われています。
きょう午前、東京地裁で開かれた初公判で、起訴内容について問われると、「カッパ・クリエイト」の山角豪社長は「データは営業秘密にはあたらない」、大友被告は「上司の田辺被告の指示に従わざるを得ない状況で自己の不正な利益を得る目的ではなかった」などと述べ、いずれも無罪を主張しました。
検察側は冒頭陳述の中で、大友被告が、「はま寿司」の親会社の幹部を務めていた田辺被告が転職直前に持ち出した営業秘密のデータをメールで受け取り他の社員に転送したことや、「はま寿司」と「かっぱ寿司」の商品原価を比較するデータファイルを作っていたことを指摘しました。
最終更新日:2/24(金)17:25 TBS NEWS DIG Powered by JNN