経済的な苦しさから携帯電話を失ったために、自立の道を阻まれ、孤立する「通信困窮者」がいる。社会生活を送る上で「持っている」ことが半ば前提の携帯電話がないだけで、職や住居を探すのにも支障を来し、困窮から抜け出せない“負のループ”に陥ってしまう。そんな通信困窮者に携帯電話を貸して、再起を促す取り組みが始まっている。(後田ひろえ)
一般社団法人「つくろい東京ファンド」(東京)は、無償で貸し出すスマホに、発信先をあらかじめ登録した5か所に限定する、専用のアプリを入れている。携帯電話を不必要な目的に使われるのを防ぐためだ。
最終更新日:2/23(木)18:47 読売新聞オンライン