26日開催予定の自民党大会に、連合の芳野友子会長が出席する意向を固めた。連合の構成労組の意向も確認したうえで最終決定するが、出席すれば2005年に当時の笹森清会長が出席して以来となる。複数の関係者が7日明らかにした。
連合は立憲民主党や国民民主党の有力支持団体だが、関係者によると、自民党側の招待を受け、芳野氏は出席する意向を周囲に伝えた。岸田文雄首相(自民党総裁)が掲げる構造的な賃上げ実現などに向け、距離を縮める狙いがあるとみられる。
首相は6日に芳野氏と会談した際、政労の代表者による会談や、政府と経済界、労働団体による「政労使会議」の開催を前向きに検討する意向を表明。首相は連合が東京都内で開いた新年交歓会にも2年連続で出席していた。【古川宗】
最終更新日:2/8(水)10:12 毎日新聞