1月31日に関西電力は会見を開き、競合関係にある「新電力」の顧客情報を不正に閲覧していた問題について、森望社長が「公正な競争を揺るがすものと重く受け止めている。深くお詫びします」と謝罪をしました。
関西電力によりますと、子会社の「関西電力送配電」が持つ「新電力」と呼ばれる競合他社の顧客情報を社員が不正に閲覧していたということで、1月30日に去年4月~12月の調査結果を公表し、社員など1013人が4万806件の情報を不正に閲覧していたことを明らかにしていました。
すでに公表している去年9月~12月では、社員など726人、不正閲覧は1万4805件でしたが、今回の発表で大幅に増えたことなどから、不正が長期間にわたり常態化していた実態が浮き彫りになりました。
関電はこれを一部で営業活動に悪用していたことも明らかにしていて、先週、経済産業省が関西電力と子会社に立ち入り検査に入っています。
また1月31日に関西電力は会見の中で、森社長を本部長とする「緊急対策本部」を31日付で設置したことを明らかにしました。今後、対策本部にて個人情報の不正閲覧問題における事実調査や原因特定、改善策の具体化などを行うということです。
最終更新日:1/31(火)17:45 MBSニュース