(ブルームバーグ): 国際通貨基金(IMF)はシンガポール時間31日に公表した最新の世界経済見通し(WEO)で、今年の成長予測を1年ぶりに上方修正した。回復力ある米国の消費や中国の経済再開が山積するリスクの中で需要を支えると分析した。
ただ、昨年10月時点に比べてこうしたリスクはバランスが取れているとグランシャ氏は指摘。上振れリスクは、サービスを中心に力強さを増す消費で、労働市場のタイト化や政府による新型コロナウイルス禍での財政支援から需要が積み上がっていると分析した。逆にサービス支出へのシフトでインフレが予想より急ピッチに減速する可能性があり、中銀はより小幅な金融引き締めで済むかもしれないとした。
最終更新日:1/31(火)10:31 Bloomberg