強盗事件多発 防犯グッズ需要急増

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)全国で多発する強盗事件。殺人事件も起きるなどその危険な手口に警戒が強まっている。万が一の時、自分の身を守るために必要なことは?

全国各地で相次いでいる強盗事件。店舗や住宅に侵入し、現金などを“強奪”。さらに1月19日には東京・狛江市で90歳の住人の命が奪われた。方、被害にあったという栃木県の男性は…。

(被害にあった男性)
「窓ガラスを割られて入られた。フレーム曲がっちゃったりなんかして」

強盗に襲われ、現金約300万円などを奪われたという。警察庁によると、8都県14の強盗事件については同一のグループによる犯行とみられ、これまでに“実行役”として逮捕された容疑者は50人以上に上るという。

そんな中、30日、静岡市の新静岡セノバにあるハンズに行ってみると…。

(白鳥 貴久 記者)
「こちらのお店では先週金曜日から防犯コーナーが設置され、センサーライトや防犯ブザーなどが並んでいます」

店によると、相次ぐ強盗事件を受け、1月中旬から防犯グッズの問い合わせが急増。動いている人や物に反応して光るライトや危険を察知した時に鳴らす防犯ブザーを始め、多くの防犯グッズが並んでいた。中でも、「リーズナブルな価格で誰でも簡単に取り付けできる商品」が人気だという。

(ハンズ静岡店 加藤 久義さん)
「ドアやサッシのロックの重要が高くなっているのと、後は比較的、防犯ブザーの問い合わせが非常に増えている」

買い物客に防犯対策について聞いてみると…。

(主婦)
「自分でできる対策はやらないといけないかなと。ライトとかドアの二重ロックならすぐ付けられるかなと思っている」

(60代主婦)
「防犯カメラはないが、玄関先のライトは気をつけて(設置している)。ガラスはまだやっていないが、主人がフィルムを貼ったらいいのではないかとか言っていた」

自分たちの身を守るために大切なことは?

防犯ジャーナリストの梅本正行氏は、強盗を「家に入れないこと」が何よりも重要だという。

(防犯ジャーナリスト 梅本 正行氏)
「(強盗は)ドアから入ってるか、窓から入るかで、だいたい侵入方法は2つ。やっぱりここに対する警戒はやったほうがいい、普通のガラスや金属の入った網入りガラスだと、人が入るぐらいに割るのは簡単にできる。出来ればガラスその物を防犯ガラスに替えたり、あるいは業者に頼んで、防犯フィルムを貼ってもらう。このくらいの事はやってもらいたい」

防犯フィルムはガラス業者などに依頼すればリビング用の窓ガラスの場合、1枚、2万円程度で施工してくれるという。さらに窓に補助錠もつけておけば、さらに侵入しづらくなる。

その他、窓の前に踏むと音が出る防犯砂利を敷きつめる。家の周辺にセンサー付きの照明を設置する。番犬を飼うなど、侵入しにくい条件を増やすことが大切になるという。

一方、東京・狛江市の強盗殺人事件では、宅配業者を装って訪問した可能性があるとみられている。こうした状況の時に気を付けることは?

(防犯ジャーナリスト 梅本 正行氏)
「ドアをいきなり開けないこと。一番いいのは、インターホンで対応してしまうこと。『お荷物が届きました』と言われたら、『玄関先に置いといていただけないですか』と言えばいい。(玄関の前に)箱を置いてもいい、『その中に(荷物を)入れておいてください』と言う。そうすれば、直接対峙することはないので、安全性は高くなる」

防犯ジャーナリストの梅本氏は、強盗事件に遭わないためには、私たちができる限りの対策をして、犯罪者が嫌う環境を整えることが重要になると話す。

有効な対策として
・窓ガラスに防犯フィルムを張る
・窓に補助錠をつける
・防犯砂利を敷きつめる
・センサー付きの照明を設置する
・不審者が侵入しづらい環境を作るために、庭がある家などでは「番犬を飼う」。

その他にも、寝るときもリビングなどの電気をつけたまましておくなどして、誰かが起きているという雰囲気を出すことも効果的だという。

宅配業者が来たときは、誰に、何の荷物を届けにきたのかを確認することが重要!もし答えられない場合は絶対にドアを開けてはいけないという。

出来る対策から1つずつ始めていくことが大切だ。

最終更新日:1/30(月)20:08 Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6452286

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