違法な電動自転車を販売 初摘発

法律で定められたアシスト力を上回る電動アシスト自転車を適法品だと偽って販売したとして、京都府警交通捜査課と中京署は16日、不正競争防止法違反の疑いで、京都市中京区の自転車販売会社「THE NeO」と、同社代表取締役の50代男性を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。



 電動アシスト自転車は近年、普及が進む一方で、法定外の出力を備える品が問題になっている。捜査関係者によると、違法な電動アシスト自転車を巡り、販売者を摘発するのは全国初という。

 同社は、中京区寺町通竹屋町上ルの自転車店「京の洛スク」を経営。書類送検容疑は、2021年12月23日~22年4月5日、インターネットのショッピングサイトで、道交法に定められた基準以上のアシスト力がある中国製の電動アシスト自転車「シーガル26」について、法定内の能力の商品だとする虚偽の表示をした疑い。

 道交法は電動アシスト自転車について、時速0~10キロは人力とアシスト力の比率が1対2以下で、時速24キロ以上はアシストしないなどの基準を定めている。捜査関係者によると、同社が販売したシーガル26はいずれの基準も超過しており、公道走行にはミニバイクとしての登録が必要という。

 府警は、昨年9月20日に同店を捜索し、電動アシスト自転車などを押収した。捜査関係者によると、同店はシーガル26を全国で少なくとも136台販売したとみられるという。

最終更新日:1/16(月)21:51 京都新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6450800

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