イチゴ「戦国時代」へ 競争に熱

15日は「いちごの日」――。イチゴは各県の戦略に基づく独自品種の世代交代が加速し、販売競争が熱を帯びている。良食味の多収系やブランド化しやすい大粒系、果肉が硬く輸出向きなど、多様な品種の導入が広がる。特徴を競い合う中、単価も向上し、国内のイチゴ産出額は10年で2割増えている。(高梨森香)



 既存品種の価格低迷などから2000年代に始まった県独自品種の開発競争。いち早くブランドを確立したのが福岡県産「あまおう」だ。人気は国内にとどまらず、輸出が価格を下支えする。今期で20周年だが「単価全国1位を維持する」(県園芸振興課)として今後も「あまおう」で勝負をかける。

 栃木県では「とちあいか」への切り替えが進み、県内産の2割強を占める。生産量日本一を維持するのが同県の最重要課題。大粒系で収量が「とちおとめ」より3割多い同品種を2027年産で8割に増やす方針だ。

最終更新日:1/15(日)13:52 日本農業新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6450665

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