キャバクラやホストクラブにおけるバースデーイベントなどで欠かせない存在なのが「シャンパンタワー」だ。
華やかな夜の世界の象徴ともいえるわけだが、誰がどのようにタワーを組み立てているのかというと、実はシャンパンタワーには専門業者があるというから驚きだ。それが、縁の下の力持ちとして業界シェアNo.1を誇り、SNS映えする数多くの個性的なタワーを彩ってきたイベント演出会社「Gotham(ゴッサム)」(@official_gotham)である。
今回の記事では、同社の成り立ちや、最近の流行り、さらには印象深いオーダーなど……シャンパンタワーにまつわるエトセトラを、執行役員である栗原勝也さんに思う存分語ってもらった。
お花の提案をしていく中で、何か他にも提供できることはないかと思い浮かんだのが、当時少しずつ目にするようになっていたシャンパンタワーだった。
「お花と合わせて、シャンパンタワー周りのお手伝いをまるっと請け負ったら喜んでくれるんじゃないかと思い、提案してみたことがきっかけです。同じ会社に頼むことでオペレーションの効率化も進みますし、イベントのコンセプトも汲み取った上でデザインの提案もしていたことも追い風となり、口コミから依頼が殺到しました」
「お客様に対してどんな付加価値を提供できるか?」を考える「ゴッサム」は、もともとの事業から派生して、シャンパンタワーなどと合うようなデザイン性のある「アートフラワー」事業や、シャンパンタワーで流す用のオリジナルシャンパンの作成も行っている。
夜のお店での利用はもちろんのこと、SNSに個性豊かなこだわりのタワーを投稿する人も見かける。案の定、お店以外の多様なシチュエーションでオーダーが入る機会も増えてきたようだ。
「最近では経営者の方のホームパーティであったり、有名車メーカーのレセプションでディスプレイとして設置をしたりすることもあります。また、好きなアイドルの誕生日を記念して、カラオケボックスに設置したこともありますね(笑)。依頼の幅はかなり広いな、と感じています」
これまでさまざまなタワーを担当してきたわけだが、とりわけ強く印象に残ったタワーがあるんだとか。
「通常はオーダーをいただいた後、デザインをしっかりと打ち合わせですり合わせるのですが、テーマだけを一言でお伝えするだけのお客様がいらっしゃいました。つまり、デザイン自体は全てお任せ、ということですね」
最終更新日:1/13(金)17:12 bizSPA!フレッシュ