盗用主張や中傷 アニメ苦慮

36人もの犠牲者を出した京都アニメーション放火殺人事件は、自身も大やけどを負いながら一命を取り留めた青葉真司被告(42)が2020年12月に殺人などの罪で起訴され、大きな節目を迎えた。こうした中、青葉被告が「京アニにパクられた」と主張してきた小説のシーンがどのようなものか、具体的に見えてきた。アニメのオリジナリティーを巡るトラブルは過去にも起きているが、関係者は「京アニ事件が起きたことで、全てを『笑いごと』として切って捨てるわけにはいかなくなった」と対応に苦慮する。(岸本鉄平、本田貴信)

アニメのオリジナリティーを巡るトラブルは、京アニに限った話ではない。1990年代に社会現象を巻き起こしたSF作品「新世紀エヴァンゲリオン」でも同様の問題は起きた。

同作では、少年少女が人型兵器を操り、「使徒」と呼ばれる生命体と激闘を繰り広げる。

手掛けた「ガイナックス」設立メンバーの1人で、現在は別会社「GAINAX(ガイナックス)京都」(京都市左京区)を経営する武田康廣さん(63)は、会社に分厚い手紙が送りつけられてきた時のことをはっきりと覚えている。

「エヴァは自分のアイデア」「高校生の頃、鉛筆で教室の机の上に落書きした物語を盗まれた」

便箋には突拍子もない恨みつらみが書かれていた。

最終更新日:1/7(木)13:02 京都新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6381509

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