トヨタ自動車は、電気自動車(EV)向けの専用ラインを、国内工場に設ける検討に入った。採算性を高めるため、EVの設計も骨格から見直しを進める方針。「出遅れ」が指摘されていたEVの巻き返しを図る。
トヨタ初のEV専用モデルのSUV(スポーツ用多目的車)「bZ4X」向けに専用ラインをつくり、2025年にも増産を始める方向だ。
複数の関係者によると、専用ラインを設けるのは高岡工場(愛知県豊田市)が候補となっている。生産規模は年間20万台程度まで膨らむ可能性があり、市場動向を見極めて増産計画を最終決定するとみられる。
最終更新日:12/30(金)11:22 朝日新聞デジタル