福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入した問題で、同社は5日までに、製品を処方された患者数を364人から344人に修正した。意識障害などの健康被害が報告されたのは207人に上り、服用した人の6割超で健康被害が認められた。
同社によると、患者数の修正は、医療機関の処方実績を精査した結果、重複などが判明したため。処方された患者のうち20人は実際には服用していないという。
小林化工の経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」の製造過程で睡眠導入剤成分が混入した。
最終更新日:1/5(火)20:40 共同通信