JAL 再上場後初の赤字見通し

日本航空(JAL)の2021年3月期連結決算の最終利益が赤字に転落する見通しとなったことが27日、明らかになった。前期は534億円の黒字だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国際線を中心に旅客数が激減していることが影響した。最終赤字となれば、再上場した12年以降では初めてとなる。

 JALは現時点で赤字は2000億円以上と見込んでいる模様だ。赤字額は、新型コロナの感染状況を受けた旅客需要の変動に大きく左右されるため、今後変わる可能性もある。

 JALは30日に発表する予定の20年9月中間連結決算で、本業の損益が約2100億円前後の赤字になる見通しとなっている。

 政府の観光支援策「Go To トラベル」事業がスタートしたことなどで国内線は回復傾向にある。ただ、国際線の旅客は前年比9割減の状態が続いていることから、黒字化には時間がかかるとみられる。

最終更新日:10/27(火)16:32 読売新聞オンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6374847

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