「ケチャップ」語源は中国の魚醤

日本で「ケチャップ」と言えば、おのずから「トマトケチャップ」が思い浮かぶほど、それはトマトという野菜と切っても切れない関係である。今や料理にも食卓にも欠かせない調味料「ケチャップ」の日本での歩みをたどる。

「ケチャップ」のルーツは、中国にあった「魚醤(ぎょしょう)」とされる。魚を発酵させた調味料で、かつて中国の南部では「ケ・ツィアプ」と呼ばれていた。それが語源。やがて、ヨーロッパそして米国に伝わり、18世紀にちょうどトマトという野菜が広がり始めていた米国で、小さく切ったトマトを煮つめて、塩や香辛料を加えた“赤い調味料”ができ上った。トマトケチャップである。ハンバーガーやフライドポテトなどには欠かせない人気の味になった。

1966年(昭和41年)世界で初めて、日本独自のチューブ入りトマトケチャップが誕生した。キャップは片手で簡単に開けることができ、さらに次に出しやすいように容器を逆さに立てて保存することもできるようになった。チキンライス、オムライス、そしてナポリタンなど、トマトケチャップを使う料理も増え始め、「ケチャップ」は日本の食卓に欠かせないものとなった。

最終更新日:12/13(火)10:40 CBCテレビ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6447513

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