東京メトロの駅のホームに、「無」とだけ表示される表示灯があります。また、そのすぐ近くのには、刻一刻と変わる「0:20」「0:25」といった表示が。これは何を表しているのでしょうか。
東京メトロによると、「無」の表示は「車掌業務を補助する駅スタッフがいない」ことを表すものだそうです。
東京メトロではラッシュ時を中心に、駅のスタッフが利用客の安全確保のほか、乗り降りの際に車掌が行うホームの安全確認や扉閉め確認の補助を行うことがあります。
車掌は普段、ホームに設置された監視モニターと目視でホームの安全確認を行い、扉閉め確認は車両の側面についたランプの消灯を見て行っています。駅スタッフが配置されている場合は、そのスタッフからの合図も確認する必要があります。
この駅スタッフの配置は駅によってまちまちで、ホームがカーブし見通しの悪い駅や、利用客の多い駅、ホームが狭い駅など、それぞれの条件と時間帯によって臨機応変に対応しています。そのため、駅に着くごとに車掌が確認方法を把握しやすくするため、「無」の表示灯が設置されているのです。
最終更新日:1/4(月)14:26 乗りものニュース