「乃が美」FC店舗オーナーの窮状

『高級「生」食パン』と銘打った高級食パンの専門店を全国に展開する「乃が美」。経営難に陥った同社のフランチャイズチェーン(FC)店舗の複数のオーナーが有志の会を結成し、本社にロイヤリティ引き下げを申し入れるなど声をあげていることが「 週刊文春 」の取材でわかった。

「当初、ロイヤリティは売上の10%という契約でした。でも、売上が減る中、これを支払うと赤字になってしまう。本部とロイヤリティの引き下げ交渉を行ったのですが、『本部の収入が下がると、上場に差し支える』という理由で応じてもらえませんでした」(同前)

 経営陣に対して不信感を募らせていくFCオーナーたち。そして2022年2月、FCオーナーたちは「はなれの会」と称する団体を結成。本部に対して、ロイヤリティの減額や経費の削減を求める要望書を提出するに至った。しかし、

「本部からFC店舗にロイヤリティ分の資金が一度だけ補填されましたが、結局、10%という割合は変わりませんでした」(署名に応じたFCオーナー)

 その後、社長を務めていた阪上氏が3月31日付で退任。食パンの開発者ら創業メンバーも次々と退社。“乃が美の創業の味”を知るメンバーは去り、会社には現社長の森野氏とファンド出身者らが残る形となった。

最終更新日:12/1(木)11:27 文春オンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6446351

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