24時間営業の見直しや弁当の値引き販売解禁など、近年、少しずつ変化が見え始めるコンビニ業界。時代に合わせたコンビニの未来像は、こんなユニークな売り場からも窺えるかもしれない。流通アナリストの渡辺広明氏が、正月の「野菜取り扱いコンビニ」を取材した。
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業界関係者によると、これらの店舗の青果の日販(1日の売り上げ)は平均2~5万円。中には10万円をゆうに超える店もあるといいます。セブンの全店平均日販が約65万円、ローソンとファミマが約53万円であることを考えると、青果が主力商品になりうることが分かります。
しかも今年は、コロナ禍のために帰省せず東京に留まる人が多い。にもかかわらず、正月なのでスーパーや外食店などは営業していない。そういった事情も手伝って、このタイミングで、この地域の「青果コンビニ」の需要は、よりクリアになったように思います。
最終更新日:1/3(日)9:45 デイリー新潮