基本的にクルマに乗るときは座る席にかかわらずシートベルトの着用が義務付けられています。
しかし、路面バスではシートベルトの設置や着用が義務付けられていません。安全性が気になるところですが、なぜ路線バスではシートベルトを着用しなくても良いのでしょうか。
路面バスでは、シートベルトがなくても安全性が保証されていることや、シートベルトを装着することによって利便性を損なってしまうため、設置や装着義務はありません。
しかし、気を付けたいのが高速バスや貸切バスの乗車についてです。高速道路を利用することも多い高速バスや貸切バスではシートベルトが必ず設置されており、着用が促されています。
過去に起きた貸切バスの事故の状況を考慮した結果、安全な運行をするためにはシートベルトが必要と考えられたのです。
高速バスや貸切バスに乗車したときは、シートベルトの着用を促す車内アナウンスが流れます。
2016年には道路運送車両の保安基準等の改正が発表され、これまでシートベルトの設置義務から除外されていた補助席にもシートベルトの設置が義務化されました。
最終更新日:11/20(日)11:33 くるまのニュース