新型プリウス 先代からどう進化

先日、ついに発表となった新型プリウス。

「ハイブリッド・リボーン」と銘打って、ハイブリッド車の先駆者として自らが生まれ変わるという決意も新たに登場したモデルとなっている。



販売においてはハイブリッドモデルが今冬、プラグインハイブリッドモデルが来春ごろを予定しているということで、価格も含めまだまだ詳細が発表されていない点も多いが、ここまで明らかになった点を先代モデルと比較してみたい。

まずはボディサイズだが、プリウスが代々受け継いでいるモノフォルムシルエットは踏襲しながらも、明らかに低くスポーティになっていることは写真からも受け取ることができる。

その全高は1430mmとなっており、先代よりも40mmもダウン。この数値は先代シビック・タイプRの1435mmよりも低い数値となっている。

その一方で全幅は+20mmの1780mm、全長は+25mmの4600mmとなり、よりワイド&ローなスタイルとなっていることがわかるだろう。

またホイールベースは先代よりも50mm延長した2750mmとなっており、フロントオーバーハングは+25mmの980mm、リアオーバーハングは-50mmの870mmとなり、サイドから見たシルエットは先代型とはまったく異なるバランスになっているのだ。

そしてホイール径は従来型が15インチ、または17インチとなっていたところ、新型はなんと19インチを装着。

タイヤサイズは195/50R19とやや特殊な細身のサイズとなり、縦方向に設置面積を増やしてグリップを稼ぎつつ、細身の横幅で抵抗を下げる意図があるようだ。

その他、明らかになっている改良点は、プラットフォームが第2世代TNGAへと進化し、より高剛性なボディとなったことで、優れた操縦安定性と乗り心地を実現。

またサスペンションもフロントストラット、リアダブルウィッシュボーンの形状こそ従来型を踏襲するものの、プラットフォームの進化によってサスペンションの設計自由度が向上し、ドライバーの意図に応じた車両応答性やライントレースのしやすさを可能とし、優れた乗り心地と静粛性を実現したとされている。

空力性能においても、ボディ形状の一新で車体まわりの風の流れを最適化したほか、床下にあえて段差を設けることで空気の流れを与え、優れた接地性を実現する「エアロスタビライジングアンダーボデーステップ」を採用。

さらに運転席の一部に除電機能を追加した「除電スタビライジングプラスシート」を採用し、静電気による空気の乱れを抑制。これによって安定した疲れにくく快適なドライブに寄与するとアナウンスされた。

先進安全・運転支援システムも強化されており、「トヨタセーフティセンス」は機能向上と検知対象を拡大した最新のものを搭載し、「アドバンストパーク」にはさまざまな駐車シーンでスムースな入出庫を自動でおこなうことができるほか、スマホアプリを利用して遠隔での駐車・出庫も可能となっている。

細かい部分ではトヨタセーフティセンスのフロントカメラと電子インナーミラーの後方カメラを利用した車載型のドライブレコーダーを設定し、記録媒体はSDカードではなくECUに保存する方法が採られているとのこと。

このように現状明らかになっている部分だけでも、かなりの進化を見せている新型プリウス。全貌が明らかになるのが楽しみだ。

最終更新日:11/20(日)11:11 AUTOCAR JAPAN

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6445244

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