JR西 万博アクセス輸送に100億円

2025年大阪・関西万博の来場者輸送に向けて、JR西日本の長谷川一明社長は18日、新大阪駅からの直通臨時列車の運行、JR桜島線桜島駅などの改良、会場となる人工島・夢洲(大阪市此花区)までのシャトルバス運行などに、約100億円を投資すると発表した。



万博会場への円滑な輸送に向けて、大阪府・市や交通事業者などでつくる協議会は、JR桜島線と大阪メトロ中央線、高速道路「淀川左岸線」を主要ルートに設定し、10月に公表した。

協議会の輸送計画によると、JR大阪環状線と西九条駅で接続する桜島線では、1時間9本から最大12本に増やし、終点の桜島駅と夢洲をシャトルバスで結ぶ。JR西は桜島線で、期間中の来場者2820万人のうち最大200万人を運ぶと想定し、ピークで1時間4千人の来場者を運ぶとみている。このため、新大阪-桜島駅間で直通臨時列車を運行することにした。桜島駅では万博期間限定で改札口を増設する。

シャトルバスは電気自動車(EV)などの環境に配慮した車両約70台を用意。鉄道でも再生可能エネルギー利用の電気などで二酸化炭素を排出しない「カーボンニュートラル」を同社の路線で初めて実現する。

もう一つの鉄道ルートとなっている大阪メトロ中央線と環状線の乗り換えが発生する弁天町駅では、両駅舎間に連絡通路を整備。エレベーターなどのバリアフリーを向上させ、改札口を増設する。工事は来月着工し、万博開催前の令和7年春に開業する。

このほか、同駅と西九条駅では万博までにすべての乗り場にホーム柵を整備する。(牛島要平)

最終更新日:11/18(金)19:53 産経新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6445105

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