日産、中国の生産能力3割増へ

日産自動車が2021年中に、中国での生産能力を約3割、増強することが分かった。現在の年140万台から、年180万台まで引き上げる。日産の2020年3月期連結決算は、最終利益が約6700億円の赤字だった。新型コロナウイルスの感染拡大後、主要国でいち早く需要が回復している中国で、業績改善の糸口をつかみたい考えだ。

 10月中旬に開かれた取締役会で、計画推進を確認した。合弁相手である東風汽車集団が保有する湖北省武漢と江蘇省常州の工場に、日産専用の生産ラインを設けるという。

 日産の中国における乗用車の生産拠点は、4か所から6か所に増える。完了すれば、ホンダ(約149万台)やトヨタ自動車(約127万台)を大きく引き離す生産能力となる。

 新車販売も強化する。22年までに、新型の電気自動車(EV)「アリア」など7車種を、中国市場に順次投入する。エンジンで発電した電気を使ってモーターを駆動させる日産独自のハイブリッド技術「e―POWER(イーパワー)」を採用した車種も積極的に売り込む。

最終更新日:10/27(火)11:44 読売新聞オンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6374807

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