10月の介入 財務相「一定の効果」

為替介入の有無を公表しない「覆面介入」を政府が10月に実施していたことについて、鈴木俊一財務相は1日、閣議後の記者会見で「急激な(為替の)変動をならす効果を最大限にはかるため、実施直後に公表するときもあれば公表しないときもある」と述べた。介入の効果については「一定の効果があった」とした。



 財務省は毎月末に為替介入の有無を公表し、介入があった場合はその期間中の総額を明らかにしている。

 財務省は10月31日、直近1カ月(9月29日~10月27日)で総額6兆3499億円の為替介入を実施したと発表した。政府はこの期間の為替介入の有無については公表してこなかったため、「覆面介入」をしていたことが裏付けられた。

 10月のどの日に介入したかは来年2月まで明らかにならないが、10月21日と同24日には円高が大きく進む局面があった。

 政府・日銀は円安の加速を受け、9月22日に24年ぶりのドル売り円買い介入を実施したと発表した。9月の介入額は2兆8382億円だった。直近2カ月で計9兆1881億円の円買い介入をしたことになる。

最終更新日:11/1(火)12:03 朝日新聞デジタル

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6443361

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