[東京 31日 ロイター] - ブリヂストングループは31日、ロシア事業の譲渡について検討を始めたと発表した。既にロシアでの生産と輸出を停止しており、供給の先行きが不透明な中で撤退を決めた。現地事業主に事業を譲る計画で、手続きが完了するまでに数カ月を要すると見込んでいる。
同社は3月に、ロシア乗用車用タイヤ工場の稼働停止と新規設備投資の凍結、ロシア向けタイヤ輸出の停止を決定している。グループ全体におけるロシア事業の売上収益は約2%弱。
2022年第2・四半期決算で、固定資産減損などロシア事業関連損失168億円を計上しており、ロシアからの撤退で追加の関連損失が発生する予定だという。
最終更新日:10/31(月)16:54 ロイター