世界各地で、絶えず戦火にさらされ、虐げられる人々がいます。そんな状況下、連帯の気持ちを示そうと公開された新聞広告が話題です。紙面を埋める、穏やかな風景に込めた願いについて、制作元の出版社・宝島社(東京都千代田区)に聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)
ところでインターネットが興隆して久しい今、宝島社はどうして新聞に広告を出稿し続けるのでしょうか。担当者に尋ねると「メッセージを伝えることに適したメディアだと考えているから」との答えが返ってきました。
「新聞広告は、全30段という、他のメディアにはない大きさで読者の手元に届きます。五感に訴えられますし、そのインパクトによって、メッセージをより深く伝えることができるとも思っています」
「また新聞は、記者たちが取材した、信頼度の高い情報を報じる媒体です。有料で購読している読者に、私たちの思いを届けられる点でも重視しています」
担当者によると、同社の紙面広告をスマートフォンなどで撮影し、SNS上に画像を投稿する人は増えているそうです。その状況について、自社の広報施策の周知につながるとした上で、「ぜひ実物の広告も見て欲しい」と付け加えました。
「弊社の企業広告を、意見交換やコミュニケーションの手段として、ご活用頂ければ幸いです」
最終更新日:10/31(月)7:00 withnews