元会長発言は極めて不本意 JR西

JR西日本は8日、同社の社長、会長を務めた井手正敬(まさたか)氏が同日付の産経新聞で、平成17年4月の福知山線脱線事故をめぐり企業風土に問題はなかったなどとする趣旨の発言を行ったことに対し、「弊社の認識とは全く異なるものであり、極めて不本意」とのコメントを発表した。



JR西は「組織全体で安全を確保する仕組みと安全最優先の風土を構築できていなかった」と指摘。「尊い人命をお預かりする企業としての責任を果たしていなかったことを深く反省し、安全の実現に向け、不断の取り組みを積み重ねてまいります」とした。

井手氏は発言の中で、事故に関して当時の社長が国会で「企業風土の改革に全力を挙げる」と述べたことについて、「『企業風土』という言葉でこの会社を築いた先輩たちに責任を押し付けようとした」と批判。

ミスをした運転士に課せられていた日勤教育に関しても、「事故や問題を起こした乗務員を再教育するのは当たり前ではないか」と話した。

最終更新日:10/8(土)18:01 産経新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6441026

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