STVニュース北海道北海道・旭川市中心部の商業施設「マルカツデパート」が、運営会社による電気料金の未払いで送電を停止され、事実上営業を終了しました。
突然の閉店にテナントや客は困惑しています。
背景には何があったのでしょうか。
旭川中心部の買い物公園で100年にわたって営業を続けてきた「マルカツデパート」です。
建物の老朽化により今月末で閉店が決まっていました。
しかし、きょう店内はすでに閑散とした様子に・・・
午前9時半すぎ、電力会社からの送電が停止。
事実上、営業を終了しました。
突然の営業終了は先月27日、マルカツの運営会社社長、遠藤大介容疑者が道の新型コロナ協力支援金をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで逮捕されたためです。
社長逮捕の影響で会社の運営が行き詰まり、電気料金が未払いの状態で送電を停止されました。
予定より早い営業終了に、きのう店内では…
(山﨑記者)「時刻は午後5時前と営業時間なんですけれども、各店舗では閉店の片付け準備に追われています」
送電停止の通告をうけ、入店するテナントは急きょ閉店を余儀なくされ、およそ30店舗のうち20店舗が一斉に退去。
客が訪れる傍らで、従業員が商品などを運び出していました。
(テナントの従業員)「6日の日に電気を止めますと。だからそうなったから真っ暗闇でまさか商売もできないですし。本当に23日までの何とか売り上げを作ってってものを考えていたから、それが全然狂っちゃったよね」
長年通っていたという買い物客も突然の閉店に困惑していました。
(旭川市民)「とても残念です。本当に長いことお世話になっていたんです」
(沼田町から来た客)「今月末までって聞いていたんですが、なんか急きょ、きょうで終わりというふうに聞いて、なんかとても残念な気持ちです」
閉店セールなどの途中で事実上、営業終了となった「マルカツデパート」。
ビルの管理を委託されている業者によると、マルカツの運営会社とは連絡がつかない状態が続いているということです。
最終更新日:10/6(木)16:11 STVニュース北海道