内定解禁なのに内定ない 焦る人へ

10月1日は企業の採用内定解禁日ですが、今年は土曜日にあたるため、実際の内定式は10月3日に行うところも多いと思われます。「内々定」(内定を10月以降に出すという内々の約束を10月よりも前に出すこと)などという言葉もあるように、「内定解禁」は形式的な面が強いとはいえ、それなりにニュースで取り上げられ、特に就活生の関心は高いと思われます。



 一方で、リクルートの就職みらい研究所の「就職プロセス調査」では、9月1日時点の大学生の就職内定率は90.8%であり、この時期になっても就活中という学生もいます。周囲で内定式をやっていれば、焦りが増す人もいるのではないでしょうか。そんな皆さんに、企業の採用・人事担当として2万人超の面接をしてきた筆者から、お伝えしたいことがあります。

自分から探すのは疲れた、という人もいるでしょう。その場合、スカウトサービス(OfferBoxというサービスが最大で、2023年卒で約20万人とおおよそ3人に1人が登録している計算です)に登録してみてはどうでしょうか。これまで書いてきたエントリーシートをベースにすれば、登録内容を埋めるのはそれほど難しくないでしょう。あとは企業の側からスカウトメールが来るのを待つだけです。

 就活ナビサイトでは学生側が探して応募して選考される側でしたが(ナビにもスカウトサービスはありますが)、スカウトサービスでは企業側が学生を探してスカウトメールを打って選考される側になります。スカウトしてきた企業を選考する側に回りましょう。

 一方で、そもそも、「選ばれること」自体もつらいという人もいるでしょう。「スカウトサービスに登録しても、スカウトが全然来ないのでは?」と心配になるのであれば、「必ず会える」合同企業説明会(合説)や就職イベントに参加してはどうでしょうか。

 参加すればそこに来ている会社の採用担当者と絶対に会えるシステムのイベントは結構あります(時間を決めてローテーションしていくなど)。そうではない合説でも、参加学生が少なくなった今の時期は、企業とマンツーマンで会えるかもしれません。書類選考ではねられて面接にまで至ることが少なかったという人も、書類では分からない自分をちゃんと見てもらえるかもしれません。

最終更新日:10/1(土)18:20 オトナンサー

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6440334

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