TBS NEWS DIG Powered by JNNTOB=株式公開買い付けに揺れる給食大手のシダックスで取締役会と創業家が対立している問題。シダックスは、混乱の原因の一つは創業家である社長の独断だと批判する一方で、今後については創業家との協議を再開する方針を示しました。
シダックスをめぐっては、食品宅配のオイシックスから来月5日を期限としたTOBを受けていて、この対応について取締役会と創業家が対立。シダックスに事業買収の提案を出していた外食大手のコロワイド社が「シダックス社の混乱」を理由に提案を撤回するなど異例の事態が続いています。
シダックスの発表文によりますと、取締役会は「混乱が生じている原因の一つに(創業家である)志太勤一社長が取締役会に方針を協議することなく正式な指揮命令系統に従わず独断でアライアンス候補先・コロワイド社に接触したことがあることは疑いない」と批判しました。
そのうえで「コロワイド社からのアライアンス案が撤回され比較検討の機会が一部失われていることは極めて遺憾だ」としています。
一方で、シダックス取締役会は、今後について創業家との協議を再開する方針を確認したということです。
オイシックスによるTOBの期限は、来月5日に迫っていて、取締役会と創業家の対立が解消されるのか、また、オイシックスによるTOBが成立するのか、ギリギリの調整が続いています。
最終更新日:9/28(水)16:20 TBS NEWS DIG Powered by JNN