上級生が下級生の分の飲食代を全部出す、あるいは多めに支払う。そして下級生も学年が上がると、下の代に同じことをして還元していく──。かつて大学の部活やサークルでは、“伝統”の名のもとに“おごり文化”が受け継がれてきた。しかし時代とともに、その構図は変わってきているようだ。20~50代の各世代に話を聞いて、学生の“おごり”に対する価値観の変化を探った。
「でも今考えると、社会人ならともかく、学生だから稼ぎがあるわけでもないのに、上級生が多めに払うのって、おかしな慣習ですよね。当時はそんなことまで考えもしませんでしたが……」(Bさん)
現役女子大生のDさん(22歳)は、体育会系部活に所属するが、先輩のおごり文化は「ほとんどない」という。
最終更新日:9/11(日)23:12 マネーポストWEB