政府保有ビル 約4千億円で売却へ

東京都千代田区の大型複合ビル「大手町プレイス」の政府保有分について、不動産会社ヒューリックなどの企業連合への売却が決まったことが9日、明らかになった。売却額は4千億円規模とみられ、国内の不動産取引で過去最大となる。新型コロナウイルス禍への対応で財政支出が膨らむ中、売却益の有効活用を図る。



この日、入札が行われ、ヒューリックを中心とする企業連合が落札した。財務省が昨年12月に売却の方針を示し、信託先のみずほ信託銀行が審査や入札手続きを進めてきた。今年11月に落札者と売買契約を結び、12月に引き渡しを予定する。

大手町プレイスは東京メトロ大手町駅に直結するビルの一つ。旧逓信総合博物館などの跡地に平成30年8月に竣工した。

住友商事の本社が入るイーストタワーを中心とした政府保有分を売却する。関係者によると、これまで国内の不動産取引で最大の案件は東京都港区の電通本社ビル(約3千億円)だった。

最終更新日:9/9(金)21:03 産経新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6438238

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