東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件は6日、大会組織委員会理事だった高橋治之容疑者(78)が受託収賄容疑で再逮捕されるとともに、出版大手「KADOKAWA」の元専務らが新たに贈賄容疑で逮捕される事態になった。前日にはトップが容疑を否定していた同社。この日は一転、会社として謝罪コメントを出すことになるなど、対応に追われた。
そのプロジェクトを専務取締役として統括していたのが、リクルートで結婚情報誌などの編集長を担った経歴を持つ芳原容疑者だった。現在、KADOKAWAの顧問を務めている芳原容疑者は5日、読売新聞の取材に「社内調査をしているので、会社から個人的な見解を言うなと言われている」とした上で、社内で誰が高橋容疑者とやり取りしていたかについては、「(会社を)卒業しているので分からない」と話していた。
最終更新日:9/7(水)15:15 読売新聞オンライン