事故や悪天候で突然止まる電車。「ただいま、運転を見合わせています」。この車内放送に、誰でも分かりやすい「やさしい日本語」を導入する、と宣言した電車が話題です。
留学生たちの意見を踏まえて作った「言い換え」は、ほかにこんなものがあるそうです。
【ホーム上の非常停止ボタンが扱われた時】
通常の放送「お客さまにお知らせいたします。只今、駅の非常ボタンが押されているため、現在安全の確認を行っています。安全の確認が取れるまで今しばらくお待ちください。」「お待たせいたしました。安全の確認が取れましたため、まもなく運転を再開します。」
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やさしい日本語「急に止まって申し訳ございません。お客さまにお知らせします」
「誰かが駅の SOS ボタンを押したので、止まっています。ストップしています」
「電車の外は危ないです。電車から出ないでください」
「まもなく電車が動きます」
やさしい日本語では、シンプルに、何をすべきか(してはいけないか)が伝わりやすくなっているようです。「安全の確認が取れましたため」というのも、聞き慣れていてスルーしていましたが、よくよく考えれば、「安全だから動く」んだから、あえて入れる必要がないのかもしれません。
最終更新日:8/18(木)9:42 withnews