定食チェーンの大戸屋は来年2月にもメニューを見直し、人気の「大戸屋ランチ定食」を50円値下げする方向で検討に入った。大戸屋を傘下に収めた外食大手コロワイドとの共同仕入れで、材料費を削減した。ほかのメニューも順次値下げする。直営店全店で値下げを始め、加盟店に広げる。
定食は鶏の竜田揚げなどが入った看板メニューで、税込み790円を740円に下げる。大戸屋は材料費上昇に伴う値上げで業績が低迷していた。今後はメニューも見直し、家族層や男性客の取り込みを図る。
大戸屋がこだわる店内調理は継続し、現在の約320店は当面維持する。来春にも百貨店などで総菜販売を始めることも検討する。
11月に大戸屋の持ち株会社・大戸屋ホールディングスの社長に就任したコロワイド出身の蔵人賢樹氏は、読売新聞のインタビューに対し「価格が多少下がり、メニューを選ぶ楽しさも増える」と述べた。
最終更新日:12/21(月)6:27 読売新聞オンライン