感染「第7波」社会インフラに打撃

FNNプライムオンライン全国各地に広がる、新型コロナウイルスの第7波。
26日は、全国で19万6,500人の感染が確認された。

かつてないほどの感染爆発は、社会インフラにも深刻な影響を与えている。

JR九州では、運転士と車掌、あわせて38人が感染者や濃厚接触者となり、出勤できなくなった。

これを受け、27日から博多駅発着の特急「ソニック」と「かもめ」のあわせて120本が運休する。

利用者「出勤がちょっと大変になりますね」、「自分も使う身としては、やっぱりちょっと不便ではありますよね」

JR九州は、手数料なしでの払い戻しや、ほかの列車への予約変更に応じるとしている。

影響は、地方だけではない。

埼玉・川口市では、営業時間内にもかかわらず、郵便局の入り口にはカーテンがかかったまま。

利用者「閉まってたんで、おかしいなと思って。そうしたら、濃厚接触者がこの職員の中で出たから、ちょっと休みますみたいなことが書いてあったから」

埼玉・川口市の鳩ヶ谷三ツ和郵便局では、濃厚接触者が出たことから、26日から業務を休止。

しかし、そうとは知らずに訪れる利用者が相次いでいた。

利用者「きょう、こんなだと思わなかったからね、来てみたんですけど。孫にお手紙だそうかな、なんて思って」

孫に出す手紙の計量に訪れたという女性は、休業のため、27日の投函(とうかん)を諦めた。

危機は、医療現場の最前線にも迫っている。

母親「下の子の保育園で、コロナの陽性の人が出たということで...」

東京・杉並区にある病院の、27日朝の様子。
多くの親子が診察に訪れていた。

しかし、その対応には限界が来ているという。

たむら医院・田村剛院長「スタッフが、感染拡大で勤務できない状況が先週からあったので、初診のお客さんは、ちょっとお断りしていました」

病院スタッフの中にも感染が広がり、人繰りが困難に。

それでも、地域の診療を止めないために、受診歴がない初診の患者は断らざるを得ないという。

たむら医院・田村院長「診療を縮小せざるを得ないっていうのは、初めての状況でした。なかなか厳しい戦いがしばらく続くと思う」

終わりが見えない、コロナとの闘い。

感染者の急増を受け、大阪府は、高齢者や同居する人などに不要・不急の外出を控える行動制限を、28日から要請することを決定した。

大阪府・吉村知事「リスクの高い高齢者の皆さんが、うつらないようにする。自分の身を守るという観点から、不要・不急の外出を控えていただきたい」

宮崎県も、28日から行動制限を要請する。

県の認証の有無にかかわらず、飲食店の利用を、一律で1テーブルあたり4人以下、2時間以内とすることを決めた。

最終更新日:7/27(水)21:31 フジテレビ系(FNN)

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6433854

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