福島テレビ福島県伊達市にある同仁社の工場では、宿泊施設で使う浴衣やシーツなどのクリーニングを専門に行っている。
秋の行楽シーズンには、GoToトラベルの効果を実感していたが、札幌と大阪の一時除外が発表されると宿泊者が減少。今月の売り上げは例年より3割ほど減少した。
同仁社・大戸隆行工場長「少しずつ回復してきているという状況でしたので、また4月5月の頃に戻ってしまうのではないかという不安が凄くあります」
報告:矢崎佑太郎「シーツなどをクリーニングする機械の隣には、浴衣をクリーニングする機械が並んでいます。今月に入ってから浴衣の需要が減ったことでラインを一時停止するなど規模を縮小しています」
洗濯に出されるシーツなどが減ったことから、約3分の2の従業員を休ませて対応してきた。
そして今週、政府が年末年始のGoToトラベル停止を決定。
かき入れ時となるはずの年末年始を前に、今年は不安だけが残る。
同仁社・大戸隆行工場長「31日から正月を温泉旅館で過ごすという方が結構いらっしゃいますので、その辺りで稼働が増えるんですけどもこの状況ですと、ちょっと先が見えてこないという現状です」
裾野が広い観光産業、GoToトラベルの停止に伴う影響も広い範囲に及んでいる。
最終更新日:12/19(土)20:06 福島テレビ