品薄 ダイコン5割・ニンジン2割高

ダイコンとニンジンが高値だ。ダイコンの主要卸の1キロ平均価格は7月中旬から平年(過去5年平均)比5割高で、ニンジンも同2割高。主力産地の北日本が曇雨天や急な気温上昇のため、病害や生育不良が出て出回りが少ない。月内は品薄高が見込まれる。

 ダイコンの下旬(25日まで)の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ122円と平年比53%高。旬別で120円台は2018年3月以来で異例の高値だ。

 主力の北海道JAようていの1日当たりの出荷量は平年比2割減。「長雨による軟腐病や急な暑さで障害が出ており、出荷できない品が多い」。8月以降は耐暑性品種に切り替わるため、品質・数量の回復に期待する。

 ニンジンは、下旬が1キロ170円と同15%高。JA全農あおもりによると、1日当たりの出荷量は平年比3割減。「曇雨天が多い上、気温は上がらず細物が多い」。両品目とも、作柄回復や産地増による出回り増は8月以降の見込みで、卸売会社は「高値で荷動きは鈍いが、月内は品薄が続きそうだ」とみる。

最終更新日:7/26(火)9:20 日本農業新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6433691

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