総務省が22日発表した6月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合で101・7となり、前年同月比で2・2%上昇した。上昇は10か月連続で、伸び率は5月(2・1%)より0・1ポイント拡大した。十分な賃金上昇が伴わないまま、インフレ(物価上昇)の波がじわじわと押し寄せており、家計を見直そうとする動きも広がっている。
別の家計簿アプリ「Zaim(ザイム)」でも、銀行口座やクレジットカードと連携させる利用者が増加しているといい、担当者は「消費傾向を把握し、支出を一から見直そうという動きが増えているのではないか」と分析する。
最終更新日:7/25(月)11:16 読売新聞オンライン