JR西日本は13日、山陽新幹線「のぞみ」と「みずほ」の指定席特急料金(グリーン車含む)を来年4月1日から110~420円値上げすると発表した。新大阪―博多の場合、料金は現行の5810円から6230円に引き上げ、運賃を含めた料金は1万6020円となる。コスト高に加え、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ新幹線の利用客が完全には戻らないと見込み、収益改善を図る。
東日本、東海、西日本のJR本州3社で新幹線の指定席特急料金そのものの値上げに踏み切るのは、コロナ禍後初めて。消費税率の上昇分を反映した料金改定を除けば、JR西日本が山陽新幹線の指定席特急料金を値上げするのは1993年3月ののぞみ運行以来初めてという。
「エクスプレス予約」や「e5489」などインターネットを通じた予約は値上げせず、現行料金を据え置く。
同社は2003年10月、山陽新幹線ののぞみ増発に伴い、新大阪-博多の指定席特急料金を6210円から5540円に670円引き下げた。
最終更新日:7/13(水)20:24 京都新聞