岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談した。10日投開票の参院選の結果を踏まえ、今後も自公が結束して政権運営に当たることを確認した。首相は上昇する電気料金について「負担軽減を具体的に進めていきたい」と述べた。山口氏が会談後、記者団に明らかにした。
首相は、自民が参院選で63議席を獲得して単独過半数を確保したことを踏まえ「公明党の推薦の結果、こういう議席確保ができた」と述べ、謝意を表した。山口氏は「選挙結果は自民の推薦、実質的な協力をいただいたたまものだ」と応じた。
選挙戦最終盤の8日に奈良市で銃撃され、急逝した安倍晋三元首相についても話題が及んだ。首相は「一時は選挙をどうすべきかなどいろいろな意見があったが、(暴力に)屈してはならない姿勢を示すことが大事だということで臨んだ」と語った。山口氏は「安倍氏の作ってきた業績をしっかり引き継いで、自公政権として国民のために生かしていこう」と呼びかけた。
最終更新日:7/11(月)23:55 産経新聞