週明け11日午前の東京株式市場は、参院選での与党勝利や米国の景気悪化懸念の後退を受け、買いが優勢となった。
日経平均株価は前週末終値と比べ一時500円を超えて上昇し、取引時間中としては約2週間ぶりに2万7000円を回復する場面もあった。午前の終値は前週末比269円81銭高の2万6787円00銭。
東京外国為替市場では円相場が一時1ドル=137円台前半と、1998年9月以来約24年ぶりの円安水準を付けた。日経平均の上昇でリスクを取りやすくなった投資家が円売り・ドル買いを進めた。日銀の支店長会議で黒田東彦総裁が「必要があればちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」と述べたことも円売りを誘った。正午現在は137円02~04銭と前週末比1円19銭の円安・ドル高。
最終更新日:7/11(月)16:23 時事通信