暑さ対策「ネッククーラー」人気

大手小売ショップで暑さ対策グッズの需要が大きく伸びている。「楽天市場」では冷却に特化したグッズを集めた「冷却グッズ・暑さ対策用品」のカテゴリーで、猛暑に備えた動きとして今年3~5月の流通額が前年同期比で約6.7倍、コロナ前の2019年同期比では約12倍と大幅に伸長。「ロフト」でも6月1日から26日までの累計期間、「暑さ対策グッズ」のカテゴリーにおける売上が前年同期比で43%増、2019年同期比でみても35%増となっている。

ネッククーラーやハンズフリーファンなど時代に合わせて新たに開発された商品だけではなく、扇子の売れ行きもじわりと拡大している。ロフト(2022年6月1~26日)ではコロナ前の実績を下回っているが、前年同期比では20%増と伸長し、「モバイルファンの重さをネックに感じて扇子を選ばれる方も一部いる」(ロフトの広報担当者)という。先日扇子を購入したという20代女性は「モバイルファンはかさばるし、小さいバッグなら扇子の方が持ち運びしやすい」と話しており、ミニバッグのトレンドから扇子を選ぶ人もいるようだ。

 楽天市場でも扇子の売れ行きに関して、ネッククーラーなどの商品と比較すると大きな変化はないものの、インフルエンサーの愛用品を知ることができるショッピングSNS「ROOM」経由での扇子の流通額(2022年3~5月)は、近年のROOMの利用者増も相まってコロナ前の2019年比で約2.4倍に拡大したという。

 2022年の夏は猛暑になると気象庁が予想を発表していたが、今月27日に関東甲信地方などで梅雨明けが発表されて以降、その予想通り、日本列島を猛暑が襲っている。7月以降も冷却グッズへの注目度はさらに高まりそうだ。

最終更新日:7/1(金)18:02 FASHIONSNAP.COM

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6431216

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